というわけで京都旅の狭間に実は行ってました。
個人的に仕事と京都旅準備の関係上恵比寿に行けなかったのでこの日がある意味初日という住んでいる場所的に良く分からない事になっておりました。
まず今回のツアーは恵比寿、大阪のファンクラブ公演から始まるものだった上に恵比寿公演とこの大阪公演は一曲も被ってないと言う仕様という何とも恐ろしい仕様になっており、恵比寿のセットリストを見て聞きたい曲数曲やってたんですが、それ以上に各アルバムで一番好きと思ってた曲が全部抜けていたので「こ、これは…」と行く前から息を飲む事になってました*1。
で、当日は昨年の神戸公演を一緒に行ったバンドやってる友人と行ったので色々とどう言う感じになるかなーって言いつつスタバでお茶した後に大丸地下にあるロッカーに荷物をそそくさと入れて呼ばれるかな?となるくらいに会場に入りました。
そしてこの日は番号が真ん中よりちょっと後ろというどの立ち位置で見ればいいんだろうとなる感じだったのですが、上手側後ろの壁寄りを取れました*2。
東京ではあり得ないなぁ、この余裕…となりつつ友人と喋りつつ待っていたのですが、BGMがとりあえず私ホイホイすぎましてね。
確認出来たのは此方。
DIR EN GREYはVULGARツアーの事もあるからというのも考えられるんですが、まさかのSCHAFTにおお!と思わずなりました。
やっぱりBGM担当こと悠介氏は聞いてるんだなぁ…流石LUNA SEA信者でもあるしBUCK-TICK大好きと公言してるだけあるなぁ…と一人ほえほえ。
そして友人とお客さんの入り具合が丁度いいねぇと話していたくらいの時に暗転。
ということで感想ですが、セトリは最初が「GALLOWS」収録の「MAD」で友人と予想してた始まりが全部覆されるスタートであのイントロ聞こえた時周りのお客さん「うおおおお!」となっており、皆まぁ頭振ってましたね…私も振ってたけど(そして途中で疲れてやめるパターン)*3。
そしてその次が返り咲くきっかけになった「EXODUS-EP」収録の「ASHES」でやったー今年また聞けた!となってたのに続いたのがこれまた「GALLOWS」収録の中で一番好きな「BULLET」でガッツポーズをとりつつ友人とやったー!となってました。
それから「THE TRUTH INSIDE」の後に「dizzy」、「MARROW」と来てどこのAVODED/SHADOWSよ…とホロリとしかけてたらここで「lizard」のドラムイントロが始まり目が点。
ここまで被らせないとは本当に徹底的すぎるし、ファンの事を考えてるなぁ…と思うしかなかったです。
そしてこの辺からlynch.のセットリストの流れにある「聞かせるナンバー」が続くところに入るわけなのですが、そこで意外だったのが「THE MORNING GLOW」でした。
意外にもこの時やっと初めて聞けたんですが、シンプルなようで音色変える関係的な意味でやっている事が細かいなぁというのが良く分かりました。
あとギターソロで悠介氏によるライトハンド奏法が見れたのですが、凄いLUNA SEAのSUGIZO氏と凛として時雨のTK氏を思わせるやり方で「ああ…とても分かりやすい…」ってなっておりました*4。
その後にホールツアー以来の「quarter life」でゆっくりと上げていき、「the universe」来ておお!となってたところでまさかの「SHADOWZ」が来て大歓喜。
それからは盛り上がるナンバーが続き、個人的に聞きたかった「INFERIORITY COMPLEX」来て本当に嬉しかった。
アルバムタイトルのナンバーは好きにならないと言う個人的法則を覆してくれたナンバーといっても良いくらいこのアルバムで一番好きなので、聞けた時は感慨深かったです。
メタルコアなのに凄い奇麗なんですよね、アルバム盤はアウトロ込こそ良さがより引き立ってるんだなぁとなるくらいには印象強く残ってるというのもあるけど*5。
その後「discord number」ときてどうくるかなと思ったらまさかの「A GREAM IN EYE」来て、もう最後かと思ったらここで止めと言わんばかりの「CULTIC MY EXECUTION」がきてこの日二度目の目が点でした。
普通に「A GREAM IN EYE」で終わると思ったのに「CULTIC MY EXECUTION」来るなんてずるい…ともなってました。
そしてアンコールでメンバー出てきて各位話して下さったのですが、明徳氏による「他のメンバーがあまり「SHADOWZ」をやりたがってない」というタレコミにファンによる「えええー!?(苛立ち)」っていうコールに葉月氏何のことらと言いたそうな表情をすると言う面白い流れを見れたのですが、その後の玲央氏がまた凄い事をけろっと仰ってたので記しておきます。
大まかにまず話した事を分かりやすくまとめますと
今回会場リハーサルの段階でセットリストを変えた
↓
その際メンバー全員のセットリストの紙を白ガムテープに曲名書いて「quarter life」→「THE MORNING GLOW」→「the universe」→「SHADOWZ」と変えた
↓
しかし玲央氏と葉月氏のセットリストは「quarter life」→「THE MORNING GLOW」→「quarter life」→「SHADOWZ」になってた
↓
玲央氏は「あれ…此処変えたよね…この流れおかしいぞ?」となりつつ本番をやっていた
↓
しかし晁直氏のハットカウントで「the universe」と分かりすぐにイントロを弾いた
っていう感じだったんですね。
ちなみに葉月氏はイントロで分かるのですぐに切り替えられたとの事ですが、その後玲央氏に「俺と勝負しようぜー!」って煽って「NEW PSYCHO PARALYZE」だったらどうする?」と「こうしてるしかない」と俯く葉月氏を見て手を叩いて大ウケする玲央氏っていう超面白いMCに繋がったわけですが、これ聞いてlynch.の曲はカウントですぐ分かるのが多いなぁと改めて気付いたのと、ライブ本編振り返ったらまっっっっっったくそんなの分からないくらいいつも通りのライブだったので、本当にこの玲央氏のMCには驚くしかなかったです。
友人は現役で、私自身はかつてバンドやってた事あるので*6、セトリが他のメンバーと違ってるということの恐ろしさが十二分に分かるので、この対応力の高さこそライブバンドである事を物語ってるよね、となってました。
そしてこの後の葉月氏のMCで「この日のセトリは難易度の高いものが多い」と仰ってたのですが、言われてみると確かに「単純に曲として難しい」、「葉月氏のシャウトの比率が多い上に音域が高いものが多い」、「エフェクター等の音色を変える回数が多く複雑」、「チューニングの関係上今のセットリストに組み込みにくい」っていうのが多いのに気付いたんですね。
それだったら今回みたいに普段のライブツアーの時はその時のベストを見るためのもの、ファンクラブ限定はそういう普段やれない曲をやるための機会と分かりやすく差別化を図ってやった方のが利に叶ってるよなぁとなりました。
なのでそう云う意味では普段のセトリ傾向に成る程なーと改めてなりましたし、普段のツアーに好きな曲をやらないかなぁと期待するのはちょっと違うんだなぁと結論が出せたのでした。
そしてその後のアンコールで「VANISH」「ALL THIS I'LL GIVE YOU」と続き、冒頭のMCで「一曲だけかぶっちゃってるんだけど」と言ってたのが「pulse_」であーこれは被らせてもしょうがないなーとなりつつラストに「EVOKE」でした。
更にその後アンコールをしていたらWアンコールで「I BELIEVE IN ME」を披露し終了しました。
その後そそくさと物販に貼られているセットリスト*7をぱちりと撮影した後ドリンク交換し、ささっとロッカーに戻って着替えるという感じでした。
正直会場にクロークあったんですが、待ってる列が外だったのを見て駅のロッカーで正解だわ…と内心思いました。
それからは旅日記にあるように松屋でライブ振り返りつつ*8友人とバイバイしたのでした。
って言う感じに満足したのと、傾向が色々と分かったのでそう云う意味でも行けて良かったライブだったなぁと思いました。
そう分かった上での次のライブが楽しみしょうがないですし、次の場は別件込で行くのでそちらを済ませつつですね。