Soliloquy in non-daily life

ただの、ひとりごとの、くりかえし

伝説ってこういう事を言うんだ/20180727access × TRF「~25th Anniversary Joint Live~」

ライブレポも昨年のlynch.以来というもうすぐ一年経過するところだったという大変恐ろしい展開を迎えつつの本記事です。
正直に言うと、この記事を書かねば!と思ったからこそブログに戻ったと言っても過言ではありません。

そこまで言うライブってなんですか、と言われたらタイトル通り、

access × TRF ~25th Anniversary Joint Live~」です!

自分の音楽の趣味を変えてくれた人がプロデュースしたグループことTRFと、これまた音楽の趣味をややこしい仕様にしてくれたグループことaccessが対バンという、知り合いのほとんどがフジロックに行く中、をやめてこちらを即選ぶくらいには本当に楽しみなライブでした。
なのでもう1ヶ月くらい前から楽しみすぎてテンションが大変なことになってました*1
そして当日を迎え、仕事終わりに文字通りダッシュでMy Bloody Valentie以来の東京国際フォーラムへ。
コンビニ寄ってから席に着いたんですが、なんと

PA後ろのど真ん中 *2

もう音も視界も完全保証でしかない座席を当てて慌てふためきながらこんなこと思ってました(自分のツイッター振り返ったら笑うしかなかったけどネタとして最高なので記しておきます)。

 

これがフラグだったなんて、となるとは思わずステージを見たらDJ KOOさんのセットあったのでTRFが先攻と分かり、ゆっくり待っていたら暗転。

感想を語る前にまずはセトリをば。

TRF set list
  1. masquerade
  2. 寒い夜だから…
  3. Overnight Sensation~時代はあなたに委ねてる~
  4. Unite!The Night!
  5. Love & Peace Forever
  6. LEGEND OF WIND
  7. CRAZY GONNA CRAZY
  8. EZ DO DANCE
  9. Where to begin
  10. BOYS MEETS GIRL
  11. survival dAnce ~no no cry more~ feat.access
セットリストを見てお分かりの通り、1曲目が「masquerade」だった時点で色々お察し頂けると思うんですが、YU-KIさんにピンスポットが当たり歌い出した瞬間、鳥肌立たせながら感動の声が漏れてました。
個人的に好きな曲トップ3に入る「masquerade」なんですが、曲が始まっただけで一気に場の空気を作り上げてましたし、何よりもすごいのが、メンバー誰もテレビで見ていたあのクオリティでしたし、輝かしいシングルメドレーすぎてどの曲をやっても盛り上がっていたことです。
YU-KIさんは直近のライブだとあまり調子が良くなかったという話を聞いていたんですが、本当にそうだったのかと疑いたくなるくらいには声がCD音源以上といいますか、本当にピッチずれることなく完璧すぎたので、どこから声を出しているのか終始疑問に思うしかありませんでした。
ダンサーのお三方も見事にキレッキレで、CHIHARUさんとETSUさんはいつぞやテレビで「ライブ翌日は体が痛い」とおっしゃっていたのが本当?となるくらい激しかったですし、SAMさん本当に足怪我してたのかとなるくらいには素晴らしいダンスでした*3
そして何よりも目があうと騒いでいたDJ KOOさんがDJとして本当に凄すぎる人なんだというのが大変伝わった公演でもありました。
バラエティに出てる人と思われがちだけど、DJ KOOさんは元はと言えば日本ダンスミュージックの黎明期を支えたDJのお一人でもあるので当然といえば当然なんですけども、でも聞いていて本当に盛り上げ上手で素晴らしいの言葉以外浮かばない状態です。
特に素晴らしいと思ったのが「CRAZY GONNA CRAZY」から「EZ DO DANCE」の流れで、「CRAZY GONNA CRAZY」の最後の大サビから「EZ DO DANCE」に繋げるという、私の大好きな「不意を突く繋ぎ方」を自然と行っていたのが本当に推せるなぁと。
そしてラストがaccessのお二人と一緒に「survival dAnce ~no no cry more~」だったんですが、ボーカル二人の声量とんでもなかったし、ダンサー組もしっかり煽ったり踊っていましたし、DJ KOOさんと浅倉さんコンビもやりたい放題やっているようでしっかり仕事しているので目が足りない…って心底頭抱えてました。
しかし座席が座席だったのでほんとあのツイート通りのことが起きたんじゃないかと勘違いしていたのは言うまでもありません。
いや、あれは勘違いしたくなるし、この次にaccessとかマジっすか…とため息吐きつつとなりつつあっという間の15分休憩が終わって再び暗転。

access
accessも感想を語る前にまずはセトリをば。

access set list
  1. 夢を見たいから '16 spring build mix
  2. Scandalous Blue
  3. Vertical Innocence
  4. Try Again S ver.
  5. Heart Mining
  6. Night Wave
  7. Lyin' Eyes~LIYN' EYES~AGAINST THE RULES
  8. Against The Rules
  9. Knock Beautiful Smile
  10. MOONSHINE DANCE 2002 -Return to Star-
  11. DRASTIC MARMAID
  12. Crazy Gonna Crazy-AXS ver.- feat.YU- KI
  13. 永遠Dive
見てお分かりの通り、TRFとは違って現行セトリできましたaccess*4
しかもaccessのライブは原曲からリアレンジされたものになるので、原曲通りなのがむしろ少ないので、書いてて振り返ることができないという恐ろしい仕様です。
そのため、知っている曲でも全然違う仕様になっていることが常なので、リアルにクイズイントロドン状態になるという話を聞いた上で行っていたんですが、本当にその通り過ぎて歌い出してからああ!となることが多々でした*5
そして今のアレンジがEDMかな?と思ってたら全然そんなことなかったといいますか、程よいバランスを保ちながら取り入れられるジャンルをどんどん取り入れたアレンジだったので聞くのがとにかく楽しいライブでした。*6
冒頭でも書いた通り、現行セトリは普通に初期の曲(2ndシングルや、2ndアルバムの曲)のリアレンジとかも入れてきてるので、聞いててやるの!という驚きと今やるとこうなるんだ!っていうWの驚きを味わえたのも良かった点です。
そして直近のアルバムの「Heart Mining」収録曲は割と原曲に近いアレンジだったのでCDと比較できたし、個人的に一番聞きたかった「MOONSHINE DANCE」がCROSSBRIDGE仕様だったのですが、見事に重い音になっていたので、WOMBあたりで聞いたら最高なんだろうなぁとか考えてました。
しかし通して聞いていて思ったのが貴水さんに対してもYU-KIさん同様CD音源以上でしたし、ピッチももちろんだけど、声量がとにかく半端なくてどこから声を出しているのかとまたなるとは、となってました*7
そして浅倉さんを見てて思ったのはやっぱり小室さんをルーツにしているだけあって機材が何時ぞやの雑誌*8で見た通りのガチ仕様でしたし、YU-KIさんとご一緒だった「Crazy Gonna Crazy-AXS ver.*9のときに普通にmini kaoss pad使ってたの見て予習で見ていた動画の通りだってなって、機材大好きなオタクである私はもちろんテンション上がってました。
あとaccessにも振りがあるのを現場で知ったので、こんなところでV系通っていた過去が生かされることになろうとは、となりつつルンルンで振りをやっていました*10
そして最後が「永遠Dive」で分かってらっしゃるー!となりつつ超盛り上げて終わらせていたので、燃え尽きるしかなかったです*11
 
そしてライブ自体はアンコールは2組によるGET WILDと、もう会場の皆さんが大熱唱するしかない終わりでおおよその人が「これだよ!」となる空気が伝わる素晴らしい展開になり、本家*12とカバー共に聞けるという大変嬉しいアンコールでした。
すごかったガチな2組による「GET WILD」…。
そんな終わりを見た後、燃え尽きながら「夏が終わった…」と独り言を漏らしながら家路についてました。
まだ夏はあるんだけど気持ち的に終わったなってなるしかないです。

感想を書き終えて改めて振り返らせてもらうんですが、限りなく原曲でDJ仕様に見せるライブをするTRFと、原曲をリアレンジしまくって今を聞かせるaccessという比較を上質すぎるにもほどがあるライブで見せてくれたという意味では大変貴重な一本でした。
正直初見の人間からしたらチケット代安すぎると思うくらいには良いライブだったので、30周年の時もぜひ、ぜひ!となりたくなりました*13
とりあえず見に行けて本当に良かった!そんな一本でした!

*1:業務中BGMはこの2組だった上にライブアレンジ予習までしてました

*2:正確にはPAから4列後ろの30列目という史上最高に良い席を当てました

*3:大阪公演の前に怪我したらしく、そこに行けば早く治るというお医者さんに行って完治させた上という風におっしゃってました

*4:一部界隈にわかりやすくお伝えすると、ルナフェスで言うBUCK-TICKのようなことをしてきたようなものです。

*5:特に「TRY AGAIN」は本当に歌いだすまでわかりませんでした

*6:一瞬Blue Stahiを想像させるアレンジもあったのでまぁテンションあがりましたよね。

*7:マイクの位置が離れてても変わらないって凄すぎると思うんだ

*8:確かサンレコだった気がします

*9:これ実は前日に見ててやったらしんでしまうとなっていたら本当にやって爆死していました

*10:わかる人にいうとPIERROTよりは簡単でしたとだけ

*11:ちなみにタオル投げる曲なのでタオルあればより楽しめたなぁという反省点もあったりなかったりします

*12:数年前のCDJに出ていた時に聞いてるんですねぇ

*13:でも30周年の時みなさん全員50オーバーというか、TRFの男性陣お二人多分還暦越してるのでは、ともなったよね