Soliloquy in non-daily life

ただの、ひとりごとの、くりかえし

聞いたものまとめ_201505

タイトル通りリリース関連振り返ってみたらトータル4枚ほど聞いてるという私にしては多いペースでしたのでまとめてみました*1

個人的にそろそろ作らないとなぁと思っていたカテゴリーなのでこの機会にバスっと作った次第です。

今月は自分で購入したのもあったけど、姉から聞かせてもらったのもあるのでそれでかなーと。
リリース順にとりあえず感想をば。
ちなみにどんなに好きな人でも微妙だったら微妙ってスッパリ書く人なのでご了承下さい。

○Fear,and Loathing in Las Vegas「Starburst」

此方はDVD付きの限定盤購入しました、収録曲一緒ならば豪華な方を買うのがいいかなぁと思いましたし。
まず聞いた感想「大分ポップ且つシンプルな進行になったなぁ」でした。
前作の「Let Me Hear」からそういう流れになりつつあるのかなぁと思ったんですが、今作聞いて割と当時の印象は合ってたなーとなりました。
c/w曲の「Struggle to Survive」はくっさいギターだなーと思ったんですが、メンバーが割と口を出し合えるようになったというのが良く分かる曲でもあるなぁとなりました*2
あとゲーマーが考えてんだなぁと思えるフレーズが多いので、非常に分かりやすい曲になる原因はそこなのかなぁともなりました。
と言う感じに割と分かりやすい曲になったが故にリピートするには余りにもあっさりしてるなーと思うレベルなのでたまに聞く、っていう程度かなぁと。
こういう構成はあまりおいしく頂けるタイプではないのでそうなっちゃったのがなんとも。
なので秋頃に出るアルバム、正直この2枚のシングルのような曲ばっかだったら、多分同シーズンにアルバムリリースするlynch.で霞むんだろうなぁと言う予想を今からしときます。
あ、付属の神戸ワンマンのDVDは見てません。
あの公演良いように言われてますけど、ないなーと思う事多々あったのでもういっかなとなってますし*3、DVDはあくまでも人のプレゼン用ですし、というアレなので。

T.M.Revolution「天」

べガスと同じ日にリリースされたT.M.Revolutionの通算10枚目のアルバムですね。
此方は姉が買ってきてたのでそれを聞かせて頂いたっていういつも通りの流れです*4
まず聞いた感想、予想以上に良かったです!
というのも前回の「CLOUD NINE」が割とその当時聞くにはまだ早いなぁと思える音楽性だったのですけど*5、今作はそのギャップがあまりなかったのがかえって良かったのでは、と思います。
あとT.M.Revolutionのアルバムって、良いセトリ例としてある「最初はどんどんあげていくけど中盤で一旦落として、そこから更にあげていく」っていうのを体現してるので聞いててかったるくならないのが良いところです。
個人的にT.M.Revolutionの楽曲に関しては一旦落とす曲にあたる曲が好きになる傾向にあるので、それが毎度楽しみでもあります
ちなみに今回でいう「CRIMSON AIR」がそれなのですが、本当にこれ溜まらないです。
あと今回一番楽しみにしてたRe:bootバージョンがこれまた溜まらないアレンジ且つ、これからこういうのが流行るんだなって思わされるものでした。
というのも今回のRe:bootは普段のライブのサポートメンバーに加えて、後述するTHE JETZEJOHNSON(更に記すと元school food punishment)のキーボードの蓮尾氏が参加しているというある意味おっかない布陣でして、彼がいるということはあまり打ち込みがないかなーと思ったんですが、予想通り、いや予想以上にシンセの色が強い且つ今お流行のEDMをむやみやたらに取り入れたラウドロックとはかなりかけ離れたアレンジだったのです。
そして西川氏は流行の音楽を流行る前に自分のライブアレンジとしてやってしまう人としても有名なので*6、彼がこう出してくると言うことは、ともなれるのです*7
そんな此方の2曲が良すぎてベストディスク候補に踊り出ました。
相変わらず恐ろしいです、西川氏。

THE JETZEJOHNSON「TECHNICAL BREAKS DOWNER」
ということで上記2枚の一週間後にリリースされた、今回の記事のメインです!
いやー本当にお待ちしておりました彼の新譜、何せ5年ぶり且つ現メンバー編成になってから初めてでしたから。
どの位待っていたかと言うと、普段特典気にしない人がフラゲ日にアニメイトの特典のためだけに買いに走ったくらいです*8
そして帰宅後すぐに聞き始めたわけなのですけども、感想は「わーこうきましたか!相変わらず変えてきましたね!」でした。
まず楽曲が過去soundcloudで公開、フリーダウンロードしてた曲と今回用に収録した曲、という構成だったんですけども、そんな前からある曲なの?ホントに?と言うしかないアルバムでした。
昨年4月のワンマン、先月の新川口で聞いた曲が数曲あったのですが、アルバムで聴くとこうなるのかーと思える発見もあったりしたので、やっぱりアルバムとして聞かないと分からない事もまだあるんだっていう嬉しさも出てきたのが嬉しい限りです。
あと前述したT.M.Revolutionのアルバム同様の流れが今回のジェッジのアルバムでもあったのですが、割とインストを挟んできたのにすんなり聞けたのが「おお!」となれた点でした。
個人的にあまりインストを挟まれるのが好きではないし、サクッと抜かす事が多いのですが、今回は逆にないとしっくりこないなぁとなりました。
あとこれ私だけかなぁとなってるのですが、思ってるより生音を抑えたミックスだよなーという印象が強かったです。
今の音楽の流行とかを考えると敢えてこうしたのかなぁと思えるので、このミックスが妥当なのかなぁともなりますけどね*9
ただ生音的なものをアルバムに求めてた人にとっては今作は割と鬼門にも思えました、聞き方によってはJ-POPじゃんともなりますし。
あと生音重視で聞きたかったらライブ来いよ!っていうことかなーともなります。
しかしアルバム一枚で聞いたときの満足感はファンというフィルター抜きでも尋常ではないので、ベストディスク候補というか今年はこれになりそうだなぁとなりました。
で、今アルバムのネタバレサイトというものをオフィシャルサイトで公開してて、この曲はこういう意図で作られたとかそういうのが全部書いてあるというのも相変わらず推せます。
一番好きな曲が「瓦礫の森」なのですが、今アルバムのネタバレサイトでの書かれ方が余りにも笑うしかなかったです…やっぱ私もそうだったんだとしかなれなかったので…(詳しくはサイトをご覧下さい)。
しかしやっぱりライブでまだ聞けてない曲も多いので、7月のワンマンが俄然楽しみです。
MVでも凄い良かった「アルター・エゴ」、アルバムで好きになった「瓦礫の森」、「ドミニオン」がどうなるのかが凄い気になるところです。

○UNISON SQUARE GARDEN「シュガーソングとビターステップ」

ジェッジと同じ日にリリースされたユニゾンの10枚目のシングルです。
此方も姉が購入したものを聞かせて頂いた一枚です。
確か3年前のSKULLMANIAで見たのですが、3ピースとしては凄いバランス取れてるバンドだし、3人とも演奏が上手過ぎるなーと思って以来聞くようになったのが始まりでした。
前回の「harmonized finale」を聞いてたので、今作はどうかなーと思って聞いたのですが、やっぱりバランスが良いし面白いなーとなれました。
1曲目のタイトルナンバーの「シュガーソングとビターステップ」でしっかり引き立てて、2曲目の「シグナルABC」で変化球な進行、3曲目の「東京シナリオ」でしっとり、というシングルでよくある流れなのに聞いた後の満足感が凄いです。
特に2曲目の「シグナルABC」が凄い好みで、途中の転調部分がとても良いです。
ポップなのに聞いてて「そうなるんだ!」とハッとさせられるのに、すんなりと聞ける転調なのが良いですね。
あと3曲共通で言えるんですが、相変わらず田淵氏のベースラインがどういうことなの…となります…これコピーする人泣かせすぎる*10
普段こういうライブには行かない人間でもやっぱりライブで聞きたい!って思える1枚です。

長々となってしまいました。
個人的に今月やっぱり一番良かったのがジェッジの新譜でしたね。
とりあえず色々気になる新譜もあるけど、その辺は追々。

*1:音楽好きなのに普段リリースされてしばらくしてから買うズボラなんです…

*2:DVDのインタビューで作曲してるMinami氏、Sxun氏がメインで色々聞いてただけだったけど、今はちゃんと意見を言えるようになったと言ってた人がいたので、それを思い出しました

*3:個人的に初とはいえあれでワンマンかよ、と思うライブでしたから

*4:西川氏関連とOLDCODEXGRANRODEO界隈は姉のおこぼれです

*5:しかしその後そういうのが流行るからこあいです

*6:前回のUNDER:COVER 2ツアーが正にそれ

*7:そもそもラジオでひったすらLINKIN PARKの1stをかけてLINKINを定着させたという功績がある人でもありますからね…

*8:ちなみに翌日藤戸氏と蓮尾氏が来店しててビビりました

*9:今回の記事で言うべガスが正にその典型。CDでもライブでもシンセが大きすぎて生音な楽器が聞こえない事多いですし

*10:しかも田淵氏凄い動いたりしながら弾くから余計凄いなってなります…