Soliloquy in non-daily life

ただの、ひとりごとの、くりかえし

バトルロワイアル

見てきました、水曜日に。
感想は3D方面で言うとあれはやらなくて良かった、と言う感じです。
で、超クソ真面目な感想を。
何でこう分けたのかと言いますと、そもそも今回見に行ったのは3Dだからというわけではなく、私があの作品に対して本当にとてつもない思い入れがあるから。
何せ、14歳のときに小説読んで映画見れなくて泣いてた人ですからね。
そういう意味でも今回見に行けたのは本当に嬉しかった。
タイトル出た瞬間、涙が本当に出ましたもんよ、嬉しすぎて。

で、今回見るにあたって15歳のときにあの映画を見た時と、今回また改めて見た時の感想はどうなんだろうと言うことを念頭に鑑賞しました。
浮かんだ感想は一緒、やっぱり、あの映画は殺し合っていることを描いているだけではないんだということ、私はあの作品の影響を多大に受けてるんだということを改めて再認識しました。
あの作品の登場人物の台詞は、今でも私の人生論の元となっています。
人を信じるということに此処まで慎重になったのも、自分の筋を通すことがもっとも難しいことであるということを学んだのも、あと結局は最後は自分自身が頼りっていうことを学んだのも、全てバトルロワイアルです。
だから、あの映画をただのバイオレンス映画として見ている人が本当に信じられないです。
とりあえず、バイオレンス映画として見ている人は原作を読んだ上で映画を見てほしい。
映画だけだと本当の良さは全く分からないと思います(原作に忠実でないという意見良く聴くけど、違う話として見たら十二分に見れますよ)。
42人の42通りの生きざまと、深作組が残したメッセージは本当に心に刻まれます。
少なくとも、私は今でも残っていて、今でもその言葉を胸に今日まで生きてます。 
それだけ「バトルロワイアル」という作品が、私の中でターニングポイントであり、強烈だったんです
このブログも一応見た直後に書いたついーとをまとめた形になっちゃってて申し訳ない。
でも最後にこれだけ。


あの作品の中の登場人物たちみたいに、ギリギリの状況下でも自分の信念を全力で貫き通せるような人間に、私はなりたい。


今回見て、一番改めて思ったことです。
実行出来るように走るよ。

そして条例に関してちょっとだけ。
正直そういう作品を見せないで育てていくということの方が本当に危険だと思います。
私自身、同人誌を買う側・作る側であった過去もありますし、そういう同人の世界に踏み込んだのも、一番危険だと言われているジャンルにたどり着いたのもそこらの同年代よりはるかに速いです。
でもそういう猥褻なものを読んでいても、私は普通に男の人と付き合ったり、普通のお友達と外で普通に遊んだりしてます。
むしろそういう猥褻と言われていることに対してはそこらの人以上に慎重だし、そういうことは本当に好きな人と以外するものではない、という考えです。
こういう風になったのもかえってああいうものを早々と見ていたのと、家族がそういう文化にとてつもなく理解があるおかげだと思ってます。
この考えは私だけではなく、同人を楽しんでる人たち(少なくとも私の周りの知り合いたちは、)皆この考えです。
だから私はもし仮に子供が出来て育てていく機会があったら、逆にそういうものを見せていこうと思ってます。
残酷な描写でR-15指定となったバトルロワイアル地獄の黙示録も、私同伴と言う形で見せます。
見せることでこういう真似をすることを促すのではなく、こういうものを見てどう思う?そこでどう感じた?こういうこと有り得ると思う?と質問して考えさせるのが一番なんじゃないかなと、今回の条例可決にあたって、条例と言う形で責任を逃れようとしている大人たちを見てそう思いました。
それにTwitterで見てて思いましたが、子供はそこまで馬鹿ではない。
むしろそういう大人たちが考えている以上にちゃんとしている子たちが多いし、そういう風に分かっていないのはほんの一部だけの子たちだけです。
そういう悪い面だけ見るのは本当に日本人の悪い癖だと、つくづく感じた今日この頃。